初めてDUNEを立ち読みしたとき、そのビジュアルとタイポグラフィのかっこよさが衝撃的だった。
それまで僕は音楽誌のrockin'onしか読んでなかった。
ミュージシャンの声が僕の人生を引率していった。
DUNEと出会った時から、サブカルチャーの自由さ、純粋な情熱に感銘を受けるようになった。
あまり取り上げられることのない、アウトローな文化と、その正反対にあるラグジュアリーな文化
ちょうどラグジュアリーというのがファッションになりつつある時だったと思う。
その2つが同居する雑誌は日本にはDUNEぐらいしかなかった。
流行なんかに左右されず、独自のアウトローな目線で発信を続けていたDUNE。
数年前に休刊したが、今年の大震災の直後にDUNE/Libertineとして復刊したばかりだった。
復刊の第一号は広告が一切掲載されていない、入魂の一冊だった。
常に純粋な情熱を持って、作られていた雑誌。いつまでも見返したくなる雑誌。
残念なことにその復刊号がチャーリーの遺作になってしまった。残念でならない。
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