I'm going to watch blue bird fly over my shoulder

Apr 24, 2012

levon helm 肩の荷は降ろされた

先日、リヴォン・ヘルムが闘病生活の最後のステージにいると知った。 

そして亡くなった。71歳だったらしい。 
僕の世代だとリヴォンヘルムって誰?という人がほとんだろうと思う。 

こうやってベテランのミュージシャンが亡くなる度に日記を書いていると、この先きりがないだろうと思うと寂しくなるね。 
この先10年の間に、何人いなくなるん…。これ以上考えるのはやめておこう。 
いちいち書かないけど、リヴォンヘルムは書き留めておきたいと思う。 


リヴォンヘルムはザバンドのボーカルドラマー。 
ひょっとしたら、ザバンドというバンドがいたことも知らないかもしれない。 

僕の中でロック界の仙人みたいなポジションなんですが。そんなことはどうでもいいですね 

ザバンドが奏でる音楽、不器用で不格好で、華々しさなんかからは遥かに疎遠で 
でもどこまでも優しく、寄り添うメロディ、歌声とコーラス、メランコリー 
何より音楽への興味を何倍も広げてくれたその音楽。 


ザバンドの音楽は物語だと思う。 
それはアメリカの大地で生きていくこと、未開の荒地で果てしない明日への希望を思うと同時に絶望的な哀しさを背負っていきていくこと 

ロビーロバートソンのギターのハーモニクスに、サビのコーラスが鳴り止んだ静寂に、アメリカの荒野で生きていく人々の痛み、苦しみ希望が宿る。 
なんて悲しくて、なんて素晴しいんだろう。 

そんな音楽を聴くことが、今を生きていく僕らの物語にも希望にも成り得るんだから。 
誰かの声に包まれたい時、僕はザバンドを聴くんです 



the weightという曲で、重荷を背負って生きていくと歌っていた。 
ようやくその重荷は降ろされたみたいだ。 

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