I'm going to watch blue bird fly over my shoulder

Aug 17, 2012

tedeschi trucks band osaka

長い間下書きのまま残ってて、今更公開。
その日、その瞬間の自分の感情をメモしてるようなブログだから、もう半年ぐらい前のライブだけどね
どうぞ!




2/7、昨日テデスキ・トラックスバンドのライブに行ってきた。

奥さんはゴスペル出身のブルースシンガー、旦那はクラプトンのバックバンドもやってたデレク・トラックス。
去年一番聞いたアルバムもテデスキトラックスバンドだったと思う。

ゴスペル仕込みの魂こもった歌声に、デレクのスライドギターが時に優しく寄り添い、時に唸りをあげる。素っ裸の生身のギターの音に酔う!
オールマンブラザーズバンドゆずりのツインドラムとホーンが3人、コーラスが2人と11人から成るバンド。

ステージには絨毯がひいてある。グレートフルデッドな演出。


家族のように穏やかなムードが、そのまま1曲1曲のインタープレイ、ジャムセッションに現れていた。
そこが一番の聴き所なのは、多分来ていたお客さんみんな分かっていたと思う。
ジャムセッション始まると、自然と手拍子が始まったり、歓声がまばらにこだまする空気感は、
正に昔から聴きあさってきた、デッド、オールマンブラザーズバンドとかディープパープル、ツェッペリンのライブ盤に収まってる’あの感じ’そのものだった。

引きと出のバランス、次どうなるんやろうっていうワクワクと緊張感に酔いしれ、
スーザンテデスキの力強い歌声と、デレクのギターに痺れた。

やっぱし僕はロック大好きなただの少年でした。
あぁー幸せな150分。

Aug 13, 2012

cut the world

久しぶりにantonyはどうしてるんだろうと思って、調べてみるといつの間にかライブアルバムを作っていた。


僕は幸運にも2年前、東京草月会館で行われたantony & the ohonosを観る事が出来たので
聴いてみると、あの時の感覚が呼び起こされそうだった。

確かキャパ数百人の会場で、前の席はほとんど音楽と舞踏の関係者だったと思う。
色んなライブに行って来たけど、あのライブ程心に残るものは無かった。

透けたカーテン越しにアントニーがピアノに座る姿が見えた瞬間、Her Eyes Are Underneath The Groundのイントロを奏でだした瞬間、場の空気が柔らかく変わった瞬間を肌に感じた
アントニーの声は生で聴く方が、圧倒的に柔らかかった。
今も忘れられない。
貴重な体験だった。

そして、オーケストラの伴奏をつけてのライブアルバム、アントニーはライブアルバムは出さないと思っていたけど、オーケストラを後ろにつけてだったらしっくりくるね。

アントニーの音楽と世界観は、僕らが生活してるところから遥か離れたところにあるようにいつも思う。
別世界から、僕らを見ているような
アントニーの音楽は美しいし、反面生々しい。
人は感情を持っているから誰もが普段人前に表さない不安さ、恐れ、傷みの感情を抱いていると思う。
アントニーの歌には、それが時より生々しく表現されているように感じる。

同じような感情は例えば、ソニックユース、今のジパンシーのリカルドティッシ、生前のマックイーン、リックオーエンスの洋服なんかからも感じる。

パティスミスはノイズは人の抱える不安な感情とかを表現出来るから、美しいのっみたいなことを言っていた気がする。
確かにそうかもしれない

そして先日の8/5ロンドンでantony & the ohonosが再演されたらしい
ロンドン熱いね!